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学校と地域において子どもの性的搾取と人身売買を防止する

国際子ども権利センター

対象地域

カンボジア:プノンペン カンダール州5校

背景

カンボジアでは、1990年代に入ってから、子どもが人身売買、性的搾取、性的虐待の被害にあうケースが非常に多くなってきた。その原因の一つに、貧困家庭が子どもを学校に通わせることができなくなり、その子どもを働かせようとすることにある。しかし、農村地域で子どもたちが仕事を見つけることは困難で、プノンペンやタイに子どもを出稼ぎに出す親も多く、その過程で人身売買業者にだまされ、子どもたち、特に少女たちが性産業に売られてしまうことが多い。

目的

学校に通う子どもたち、および学校に通えていない子どもたちが、出稼ぎに行くのを食い止め、人身売買や性的搾取の被害に遭わないようにする。また、子どもや若者がコミュニケーション能力および 問題解決能力を身に付けられるようにし、カンボジアのよりよい社会をつくるリーダーを養成する。

事業内容

現地カウンターパートである子ども権利財団(Child Rights Foundation)と協力しながら、下記事業を実施する。当団体のカンボジア事務局日本人スタッフ2名は、月2回、子どもたちへの助言活動や事業のモニタリングを行う。

  • 5つの学校(2小学校、3中学校、9,194名の生徒を対象)における意識啓発活動(ポスター貼りやリーフレット配布)
  • 5つの学校の「子ども権利クラブ」の子どもたち約300人に対してトレーニング・セッションとワークショップを開催(子ども参加に必要な場の設定やファシリテーションの仕方についてトレーニングを行い、子どもから他の子どもたちに対して人身売買に関して伝える活動を促進する)
  • 子どもの権利活動家である若者および「子ども権利クラブ」の子どもたちと共に支援対象となる貧困家庭の子どもを調査、支援対象となる子ども100名(20名×5地域)の選考と文具、衣服、スクールバック等の支援
  • ワークキャンプの開催(「子ども権利クラブ」メンバーが子どもの権利に関する課題などを話し合い文書にまとめる)