• 基金設定者について
  • 当基金の概要
  • 助成事業一覧
  • これまでの助成実績
  • 受益団体からの声
  • 公益信託制度とは
  • 応募するには
  • お問い合わせ
  • サイトポリシー

障害者・障害児支援サービスボランティア育成事業

特定非営利活動法人 ラリグラス・ジャパン

対象地域

ネパール:ラリトプル郡 ゴダワリ地域内9村

背景

 本事業の対象地であるゴダワリ地域の9村(人口:16,433人、うち障がい者437人)は、ネパールの首都カトマンズから車で約1時間の山間部に位置している。現地カウンターパートのネパール障がい者女性協会(Nepal Disabled Women's Society:以下NDWS)は、1994年から対象地域において、地域に根差したリハビリテーションの理念に基づき、障がい者・障がい児の家庭を訪問し、サービスを提供してきた。近年は、地域での活動が認められ、ラリトプル郡政府からの依頼を受けて各村の障がい者手帳の発行手続きの代行を行うなど、ニーズも増えている。しかし、家庭訪問には理学療法や障がい児教育の知識が必要であるため、担当者が限られるうえ、NDWSの事務所からバイクで5時間以上かかる場所に位置する村もあり、全家庭を訪問し、サービスを提供することが難しい状況である。
 このような課題に対応するため、NDWSは各村のヘルスチェックポスト(助産師や看護師が常駐し、薬の無料配布や医師による巡回診療、住民への保健教育などを行う施設)のスタッフや青年会と協力し、障がいに関する理解を促進するワークショップなどを開催してきた。しかし、体系化された研修プログラムのもとで、地域に根差したリハビリテーション・プログラムを実施できる人材を各村で育成することが必要となり、本事業の立案に至った。

目的

1. NDWSが提供する障がい者・障がい児支援サービスへのアクセスが困難な地域において、
   質の高いサービスを提供すること。
2. 地域住民の障がいへの理解を促し、障がい者・障がい児が暮らしやすい環境をつくること。

実施した活動

1. 研修教材の作成(135部)

2. 研修計画の策定、参加者の選定(9村×3日間)
   保健師、助産師、住民ボランティア、役場職員、教員、学生ボランティアらを対象に、村ごとに研修を実施し、計202人が参加した。
   内容:障がいについての基礎知識、リハビリテーション、当事者・家族のケア、
          障がい者サービス・障がい児教育の実践、障がいの予防と健康維持 など

3. フォローアップ巡回