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フィリピン離島の貧困村落における子どもたちの学びを支える活動

特定非営利活動法人ゴ−シェア

対象地域

フィリピン:ビサヤ地方ボホール州パンダノン島

背景

フィリピンは著しい経済成長を遂げている一方で、国内の貧困率が上昇し続け、貧富の差が大きい。セブ島周辺に点在する島々は最貧困エリアに該当し、その中でも事業対象地のパンダノン島は最も貧困度合いの高い村落の一つで、人口の80%以上が貧困世帯にあたる(月収が約2.4万円以下)。生計手段は漁業のほかなく、不安定な収入で家族5〜10人を養わねばならない。2021年末の大型台風で被災し、恒常的な課題が深刻化したが、復興は進んでいない。

生活インフラも未整備で、病院もなく医者も看護士も常駐しない無医村状態にあり、水道施設もなく清潔な水の入手も難しいため、衛生状況が非常に低く子どもたちは皮膚病をはじめとした病気の脅威に常にさらされている。主食である白米を賄うことができず、コーンライス(トウモロコシを潰しただけの安価で栄養価の低い代替米)で飢えを凌ぐ家庭も多く子どもたちの栄養状態も非常に低い水準のままである。セーフティネットが脆弱で、食べていくことを優先せざるえない状況にあるため、教育に関してはあらゆる面でリソースが大きく不足している。

教育施設は小学校が一校のみ、その出席率は80%程度、卒業率は70%程度にとどまり、中途退学者も多く、特に女子の離脱率が高い。教員は6名しかおらず、かつ他島から通いで来ている教師がほとんどであるため教師の登校は海洋や天候の状況に左右され、休講にならざるを得ない場合も多く、学校の授業自体が充分な日数実施されていない。

実施団体は、2024年度に今井基金からの助成を受け、教育派遣・学習補助とソーシャルワーカーや福祉経験者の配置に取り組んだ。就学率、卒業率の向上、ドロップアウト率の低下はまだ数値として明確に現れていないが、子どもたちの学習意欲の向上、自己肯定感の向上、家庭における教育力の向上、コミュニティとしての教育力の向上といった点において、すでに大きな成果が見られている。2025年度は、下記に取り組み、コミュニティにおける就学率や卒業率の向上(ドロップアウト率が下がる)を目指す。


事業内容

1. 教育派遣・学習プログラムの提供
・教育支援講師の派遣
・子どもチューターの形成
2. ソーシャルワーカーや福祉経験者の配置